■公立小松大学について
公立小松大学は2018年4月に開学したばかりの新しい大学です。中央キャンパスはJR小松駅前にあるこまつアズスクエアビルの2階と3階にあり、このほか2つのキャンパスがあります。このメインキャンパスのほかには、粟津キャンパスと末広キャンパスがあります。
中央キャンパスが入居したこまつアズスクエアはかつて、大和百貨店がありました。大和が撤退した後に再開発され、小松大学のほかにホテルや育児施設カフェなどが入居するビルへと生まれ変わりました。粟津キャンパスはかつての小松短期大学があった建物を利用しております。大学本部はこの粟津キャンパスに置かれており、メインキャンパスはこの粟津キャンパスということになるのでしょう。さらにもう1つの末広キャンパスは、2019年4月より利用が開始され、小松市民病院に隣接しています。
この公立小松大学の魅力的な点は、何といっても市内の学生に対する優遇です。小松市内に住んでいれば、入学金が14万円も安くなる!小松市内の学生にとってこの小松大学は、一考に値する学校なのではないでしょうか!
■公立小松大学の地域推薦と一般推薦
公立小松大学には生産システム科学部、保健医療学部、国際文化交流学部の3つがあり、どの学部でも推薦入試が行われています。この推薦入試の特徴は、受験生の住んでいる場所によって違いが生じることにあります。
公立小松大学の推薦入試は2つに分けることが出来ます。1つ目は地域推薦であり、2つ目は一般推薦です。地域推薦はさらに2つに小分類され、市内推薦と県内推薦とに分かれます。
■地域推薦の出願条件
地域推薦の出願条件は、どの学部も評定が3.5以上となっています。浪人生が出願できない以外、特に出願条件はありません。
■地域推薦の試験内容
生産システム科学部・・・個人面接(100点)
保健医療学部・・・・・・個人面接(200点)
国際文化交流学部・・・・個人面接(100点)+課題作文(100点)
■地域推薦 市内枠・県内枠
公立小松大学の地域推薦は、市内枠と県内枠に分かれています。ですが、出願条件も試験内容も同じです。これは、小松市内からの合格者数を確保したいために、このように募集を分けたのでしょう。このことを告知せず、特定の地域の受験生に加点してしまえば、不正な入試となってしまうからですね。
■一般推薦の出願条件
地域推薦同様に、評定が3.5以上の現役生に限られています。また、1つの高校から1つの学科に推薦できる人数を1名と制限しています。
■一般推薦の試験内容
生産システム科学部・・・センター(300点)+個人面接(100点)
保健医療学部・・・・・・センター(300点)+個人面接(200点)
国際文化交流学部・・・・センター(400点)+個人面接(200点)+課題作文(200点)
■推薦入試における合否基準について
公立小松大学の推薦入試における配点を見ていると、特に保健医療学部では面接を重視していることがわかります。他の学部に比べて面接の採点が高くなっており、医療や教育など将来人と関わり大きな影響を与える職に就くことを目指す学部は、こうした傾向が強まります。よって、評定も重視されると考えてよいでしょう。
国際文化交流学部においては、面接に加えて作文が出題されます。これは評定だけではなく受験生が考えていることを知りたいという、小松大学の考えが読み取れます。特に国際系は、あらかじめその分野に関する関心や知識を問う傾向は強く、他の大学と同じだなという印象を受けます。この学部を受験するにあたっては評定も大切ですが、高校時代に経験した海外経験やボランティア、あとは英検などの英語力なども重視されることでしょう。
これらのことより、学部によって以下のようなことが重視され、それに合わせた対策をしていくことが重要だと思われます。
生産システム科学部:個人面接(100点)
・志願理由書をしっかり書く。そうすると個人面接でも大きく得点を伸ばせる。
・面接で見抜けない部分は、調査書を重視する。よって評定はかなり大事。
保健医療学部:個人面接(200点)
・志願理由書をそうとうしっかり書く。そうすると個人面接でも大きく得点を伸ばせる。
・面接の配点が高いことから、生産システム科学部に比べ調査書は重視されない。
国際文化交流学部:個人面接(100点)+課題作文(100点)
・課題作文は国際化のことなどが出題されるので、その知識も備えおく。
課題作文は英語の文章を読み、それに関する小論文を書く。
だが、英検2級程度の学力があるなら、それほど難しくは感じないだろう。
・課題作文の配点が加わることから、生産システム科学部に比べ調査書は重視されない。
だが、海外経験や英検などの英語資格は有利にはたらく。
・志願理由書をしっかり書く。そうすると個人面接でも大きく得点を伸ばせる。
面接で聞かれることは、主に事前に提出した書類から。
■面接の内容について
国際交流学部の面接は、一般的だと言えるでしょう。しかし保健医療学部の面接は、年によって大きく変わります。意思を確認するのか、口頭試問のような形になるのか、次年度はどうなるか予測が難しいところです。
■二重まるでの対策について
①志願理由書の作成と面接対策
志願理由書の良し悪しが、面接の得点に大きく影響します。二重まるでの対策は志願理由書の作成に始まり、提出後は面接対策を行います。
②課題作文対策
国際文化交流学部では課題作文が出題されることから、これに関する対策も行います。外国語学部や国際関係学部で出題される課題作文には傾向があります。二重まるではその傾向に基づいた対策を行っていきます。
③お勧めの受験パターン
・私立のすべり止めをAO入試で確保し、公立小松大学を受験する。
例:立命館大学(併願可能)+近畿大学(併願可能) → 公立小松大学
例:星稜大学公募(併願可能)+金城大学自己推薦(併願可能)→公立小松大学
国公立大学の推薦入試は1回しか受験できません、また、一般入試では倍率が跳ね上がります。したがって、公立小松大学を志望する場合は、事前に滑り止めの私立を受験しておくことをお勧めします。私立大学でもAO入試は行われており、併願が認められている大学も数多くあります。
■二重まるを選ぶ5つの理由
①提出書類や小論文、オンラインだから毎日指導が可能。
②指導時間に制限がないため、複数の大学を受験する生徒も安心です。
③料金の追加はございません。
④塾長自ら指導するので、高い合格率の指導をすべての生徒が受けられます。
⑤オンラインだけでなく、全国各地で対面授業を行います。(8時間×10日間)
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