■南山大学について
カトリックの修道会が設立母体となり1932 年に設立された南山大学は、現在は以下のように8 学部17 学科をもつ、東海地域屈指の総合大学となっています。知名度も難易度も東海地区でNo.1であり、アナウンサーや有名企業の社長など、卒業生の中には多くの有名人がいます。
南山大学は名古屋市にあり、東海地区ではNo.1の私立大学になります。名古屋大学を第一志望にしている生徒の中には、滑り止めで南山を受験するケースも多いでしょう。ただ一方で、関東のGMARCHや関西の関関同立に比べればやや名前負けするという印象はあり、私立大学専願の受験生はそれらの大学を第一志望にし、難産を滑り止めにするという受験生も少なくありません。
学部
人文学部/外国語学部/経済学部/経営学部/法学部/総合政策学部/理工学部/国際教養学部
住所
〒466-8673 名古屋市昭和区山里町18
■南山大学の総合型入試(AO入試)について
南山大学では2021年度入試まで、外国語学部と国際教養学部の2つの学部だけ総合型入試(AO入試)が実施されておりました。しかし2022年度入試からはここに総合政策学部も加わり、3つの学部で実施されることになりました。
外国語学部は英検2級以上が出願条件になっており、受験倍率はかなり低くなっています。国際教養学部の総合型入試はプレゼンテーション型と名前がついている通り、プレゼンテーションが必要です。出願資格として英検などは求められてはいないため出願はしやすいのですが、プレゼンテーションにはそれなりの準備期間が必要です。 また2022年度から加わる総合政策学部も、このプレゼンテーション型入試になります。
ちなみに南山大学の総合型入試は併願は可能なものの、合格した後は入学金だけではなく、授業料も納入せねばなりません。入学しない場合、授業料は返してくれることかと思いますが、手続きが必要になります。このあたりのことが、併願可能でも面倒な部分になります。
■外国語学部総合型入試(AO入試)の出願条件
英米学科
英検スコア2300以上/TEAP309など
スペイン・ラテンアメリカ学科/フランス学科/ドイツ学科/アジア学科
英検2級以上/TEAP256など
■総合型入試の事前提出書類
南山大学の外国語学部では場合、志願理由書と自己推薦書をそれぞれ2枚ずつ提出しなければなりません。国際教養学部と総合政策学部のプレゼンテーション型は、志願理由書と自己推薦書をそれぞれ3枚ずつとなります。いずれも文字数も多く、その作成は大変かもしれません。特に自己推薦書は何を書いたら良いか悩むところでしょう。
なお、外国語学部は日本語での記載となりますが、国際教養学部は、日本でも英語でもOKとあり、英語で書いてくる受験生も多くなります。では、日本語で書いた方が良いか英語の方が良いかという問題になりますが、基本的に英語で書いたからといって、それだけで差がつくことはありません。しかし、英語で書いた方が良い場合があります。国際教養学部では出願資格はありませんが、大学に提出する書類には取得している資格を書かねばなりません。もちろんそこに、英検を持っていればある程度の加点の対象になります。英検の受験をし忘れていて資格がなく、自分の英語能力をPRしたい場合などは、英語で書くメリットはありそうです。
■総合型入試の一次試験と二次試験
南山大学の総合型入試(AO入試)は、外国語学部は一次試験のみです。国際教養学部と総合政策学部は一次試験で書類審査があり、合格者は二次試験に進みます。二次試験では小論文、プレゼンテーション、面接が行われます。ここではそれぞれの学部の入試について解説します。
外国語学部:小論文(200)+面接(150)+書類(100)
外国語学部で課せられる小論文は、学科により内容が異なります。英米学科では英語を読み、日本語で要約する形式になりますが、スペイン・ラテンアメリカ学科では、日本語を読み日本語で意見を述べる形式となります。総合型選抜では過去問が公表されないケースも多々ありますが、南山大学の総合型入試の過去問はHPで公開されています。まずはそれを参考にし、似た問題を探す取り組みが必要になります。
また面接に関しては、英米学科では英語による面接があります。そしてアジア学科のみグループ面接になり、その他の学科は個人面接になります。
国際教養学部と総合政策学部:小論文(200)+プレゼン・面接(300)
国際教養学部と総合政策学部では、一次試験の書類審査に通過した受験生だけが二次試験へ進み、小論文、プレゼンテーション、面接などの試験に挑むことになります。
二次試験の小論文ですが、国際教養学部は英文を読んでの英語要約+日本語を読んでの英語要約+日本語小論文の3つが求められます。この中でもっと難しいのは、日本語を読んでの英語要約ではないでしょうか。まずこれには日本語要約の力が必要ですし、さらにそれを英語で要約するにはいかに簡単な文章に言い換えるかといった力も必要です。これらの点から、国際教養学部の総合型入試を受験するには、ある程度前々からの対策が必要になると考えた方が良いでしょう。
総合政策学部の小論文は、日本語小論文となります。グラフや文章の読み取りと、それらの基づく自分の意見を論述していく形式です。
■総合型入試の面接について
かつて外国語学部を受験した生徒は、入学後の学業や、卒論、所属したいゼミのことなどを聞かれました。それに加えて、卒業後の進路のことも聞かれたとの報告があります。また、全員ではありませんが、一部の受験生には「他に受験した大学はあるか?」といった質問もあったようです。
これらのことから、面接練習の基本は志願理由書に書いたことの受け答えでよいと思いますが、それをさらに掘り下げたことを聞かれても、対応できるようにしておきましょう。受験する学部や学科でどういったことを学びたいかはきちんと計画し、そのことを聞かれた場合は、自分の学習計画を話せるようにしておきましょう。
こちらも外国語学部の面接を受けた受験生からの話ですが、比較的緩い雰囲気で進められたとの感想が聞けました。自分の順番が来て面接室に入った際、「どぉ~も~。」と軽い感じの挨拶が飛んできて、面接の最中もそのような緩やかな雰囲気が流れていたようです。この場合、緊張しすぎてもいけませんが、タガが外れてしまうことも良くありません。相手は自分より目上の人であることを忘れず、丁寧な言葉づかいで受け答えをするよう心がけましょう。
■南山大学の総合型入試のまとめ
①出願資格として、外国語学部は英検などが必要となる。
②国際教養学部や総合政策学部は英語資格は不要だが、持っていると有利。
③国際教養学部。総合政策学部は一次試験と二次試験に分かれている。
④外国語学部の小論文は難しい。十分な勉強期間が必要。
⑤国際教養学部の小論文は、英語力が必須となる。
⑥総合政策学部の小論文は、日本語のみ。
⑦面接は学部学科によって異なるが、「圧」は少ない。
⑧プレゼンテーションでは内容だけでなく見せ方も重要。
⑨総合型入試合格者は、入学金と前期学費を同時に支払う必要がある。
⑩入学しない場合、申請すれば入学金以外は返還される。
■二重まるの対策
南山大学国際教養学部の場合、志願理由書や自己PRは日本語で書いても英語で書いても差はつきません。しかし、英語資格を取得していない場合やそれほどレベルが高くない場合には、英語で書くことをお勧めします。かつて行われていたAO入試では、英語指定だった時代があります。このことを考えると、一次試験は書類で合否が判断されますから、資格などで英語のレベルを示せない場合は、これらの書類を英語で書き、英語レベルをアポールしましょう。
総合政策学部受験者には、提出書類と日本語小論文の指導はもちろん、プレゼンテーションにも力を入れて指導します。総合政策学部の日本語小論文はそれほど難しいものではなく、点差が付きやすいのはプレゼンテーションではないかと考えているからです。
外国語学部受験者には、何と言っても難しい小論文対策が最も重要だと伝え、簡単な問題から小論文の書き方を指導し、徐々に徐々に難しい問題へとレベルアップしていきます。南山大学外国語学部の中でもドイツ語学科の小論文は、全国的にもても難しいといえる内容です。
当塾からは毎年南山大学受験者がおり、通算で10名ほどの合格者を輩出しております。この経験をもとに、南山志願者の受験サポートを致します。
■二重まるを選ぶ5つの理由
①提出書類や小論文、オンラインだから毎日指導が可能。
②指導時間に制限がないため、複数の大学を受験する生徒も安心です。
③料金の追加はございません。
④塾長自ら指導するので、高い合格率の指導をすべての生徒が受けられます。
⑤オンラインだけでなく、全国各地で対面授業を行います。(8時間×10日間)
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