■国際基督教大学について
日本にはいくつかのキリスト教系の大学がありますが、明治維新直後に開設された大学が多い中、この国際基督教大学(ICU)は第二次世界大戦後の1949年に開学しました。国際基督教大学(ICU)の特徴は何といっても、リベラルアーツでしょう。リベラルアーツとは、学部にとらわれず幅広い知識を吸収できる教育のことを指します。したがってこの国際基督教大学には教養学部しかありませんが、そこで学べることは文理の壁をも超えた、幅広いものになっています。
■国際基督教大学のキャンパスについて
住所:〒181-8585 東京都三鷹市大沢 3-10-2
アクセス:JR中央線武蔵境駅からバスで10分ほど
■国際基督教大学の総合型選抜
国際基督教大学で行われている総合型選抜は、①英語外部試験利用型、②理数探求型、③IB認定校対象型の3つがあります。ここでは多くの生徒が対象となる、①と②について以下で詳しくご説明いたします。
①英語外部試験利用型
出願資格:評定4.1以上
提出書類:小論文(1500字)+自己活動履歴(800字)+推薦状
一次試験:書類
二次試験:日本語面接
この英語外部試験利用型では、英語資格の成績表も提出しなければなりません。対象となるのは英検・GTEC・TOEICなどであり、出来れば英検準1級は必要でしょう。英検2級でもスコアが高く、活動履歴などでアピールできれば可能性はあるとお考えください。
面接ですが、以前は生徒4~5名同時のグループ面接でした。面接時間も60分程度と長く、面接の中にはいわゆるグループディスカッションも含まれていました。しかしコロナ禍においてはオンライン面接となり、その形態は個人面接になりました。
コロナ後の2023年や2024年の入試でも、オンラインによる個人面接が行われており、こののままこの形が定着することが予想できます。
②理数探求型
出願資格:評定4.0以上+数学か理科4.2
提出書類:課題研究の要約(1500字)+自己活動履歴(800字)+推薦状
一次試験:書類
二次試験:日本語面接
この理数探求型の試験では英語外部試験は必要ありません。したがって最も重要となるのは事前提出書類の課題研究の要約です。どのような研究をし、どの様な発見をしたのか、そしてその経験や学びを今後どう生かしていくのかが重要になるでしょう。また自己活動履歴との組み合わせも重要です。全く同じ内容のものでは問題がありますが、ある程度の関連があっても良いはずです。また英語資格は必要ないのですが、高校の先生は調査書などに取得資格を記入してくれるはずであり、何らかの資格があれば、それはプラスにはたらきますので、資格取得も念頭に置くと良いでしょう。
また面接ですが、これはオンラインでの個人面接であり、研究に関するプレゼンテーションも求められます。
■国際基督教大学の総合型選抜で必要なこと
国際基督教大学は他大学と大きく異なる特徴を持ち、総合型選抜はそのことを理解し、そうした学びを希望する学生を選抜する試験です。事前に提出する書類や二次試験の面接、もしくはグループ・ディスカッションでもそのことが問われます。受験生は何が求められているかを正しく理解し、それを上手に表現することが国際基督教大学(ICU)の合否を大きく左右します。
この総合型選抜における試験内容ですが、一次試験が書類審査、二次試験は面接もしくはディスカッションとなり、筆記試験は課せられません。通常、面接は書類の内容に関して聞かれることが多く、よく総合型選抜で書類が大切だといわれるのはそこに理由があります。しかしながら国際基督教大学においては、たしかに面接で書類の内容に関して聞かれることもありますが、それとは全く関係のない、たとえば「1年間自由な時間があったた、あなたは何をしますか?」というような質問がなされる場合もあります。ここで問われているのはいわゆる思考力であり、それはロジカルでさらにはクリティカルな思考に基づいたものであるかが問われています。
国際基督教大学の受験を考えている生徒の中には、高い英語力を武器に挑む者も多く、留学経験者も少なくはりません。しかしながらその中には、いわゆるセミリンガルと化していると思えるような生徒もおり、そういう生徒は国際基督教大学が求める人材とは合致しません。よって対策をするのであれば、そのあたりの能力を鍛えることが重要であるといえるのです。
■総合型選抜の入試倍率
国際基督教大学(ICU)で行われている総合型選抜(旧AO入試)の過去5年間の入試倍率を調べると、受験者数はそれほど変わりませんが、合格者数が増えている傾向にあり、倍率は下がっていることが分かります。東北大学や同志社大学で行われた調査では、一般入試による入学者より、AOなどの推薦入試の入学者の方が大学入学後の成績が良いという調査結果があります。国際基督教大学(ICU)の教育を考えると、やはり総合型選抜(旧AO入試)を受験しようと思う生徒の方が大学の学びにFITするのではないかと思え、これが合格者数を増やしている一因になっているのかもしれませんね。
■国際基督教大学(ICU)と併願を考えるなら
国際基督教大学の総合型選抜は専願であり、一次試験の発表は10月半ば、二次試験は10月20日過ぎ、合格発表は11月の頭に行われています。これは関西の私立大学の総合型選抜と同じような日程であり、東京の大学と比べると、やや日程的には早いタイミングで行われているといえます。
この国際基督教大学と併願可能な大学を考えると、①併願が認められている大学を受験する、②専願でも二次試験が、国際基督教大学の合格発表後に行われる大学を受験する、というパターンが考えられます。
①併願の大学
立教大学、中央大学、成城大学、南山大学、同志社大学、関西大学、立命館大学など
②専願だが二次試験がICUの合格発表後の大学
■当塾の国際基督教大学(ICU)対策
国際基督教大学の試験内容を考えると、やはり重視すべきは事前提出書類になるでしょう。英語外部試験利用型では小論文を提出せねばなりませんが、これは文献を調べて書くにとどまらず、自分自身の調査や研究などを取り入れて書くようにするなど、本格的な論文を書くようにするなどの工夫を施すと良いかもしれません。実際に日本大学などでは自身の調査・研究を論文に求めることを求めており、そうした取り組みも含めて評価してもらえるような工夫が必要かもしれません。
当塾では単に文章の書き方を指導するだけではなく、そうした調査に関することまでをサポートしたいと考えています。
①オンラインだけど対面授業もあり
オンラインのメリットは自宅でも指導を受けられることですが、先生と会うことも大切だとお考えの方もいらっしゃるでしょう。当塾では東京(新宿)にて対面授業も行います。とくに面接対策などでは、こうした対面授業の有無が、試験当日大きな差を生むことになります。
②指導時間や受験する大学の数に制限なし+追加料金もなし
塾によっては指導時間や受験する大学の数に制限をかけている場合もあります。またその制限を超えると、追加料金が必要な場合もあります。当塾ではそうした指導時間や受験する大学の数に制限は設けておりません。料金も追加で頂くことはありません。
③塾長が直接指導
先生がコロコロ変わるため、毎回アドバイスが異なるという塾も存在します。総合型選抜は短期決戦ですので、指導者がコロコロ変わる塾はお勧めしません。当塾では塾長自ら指導しますので、提出書類や小論文は系統的な指導を受けることが出来、やればやるほど上達します。
④書類作成と面接対策
書類作成は、過去の受験生の書類や近年の論文などを元に、受験生の経験や考えをより深めていくような取り組みをします。そして面接対策ですが、単なる想定問答にとどまらず、世の中で起きている様々なことを題材に挙げながら、その事象に対する塾生の考えを共有することで、話したいと思うようなことを増やしていきます。面接とは質問に答えられるかが問われているのではなく、どこまで深く、そして多角的に考察しているかが問われます。したがって、自分の考えを掘り下げ、他者の考えに耳を傾けるという取り組みが必要だと考えています。
⑤無料体験授業と個別説明
当塾では無料体験が可能です、また指導内容や総合型選抜に関する個別説明も行っております。国際基督教大学や総合型選抜、そして当塾に興味を持っていただけたなら、こうした無料体験や個別説明をご利用ください。
■二重まるを選ぶ5つの理由
①提出書類や小論文、オンラインだから毎日指導が可能。
②指導時間に制限がないため、複数の大学を受験する生徒も安心です。
③料金の追加はございません。
④塾長自ら指導するので、高い合格率の指導をすべての生徒が受けられます。
⑤オンラインだけでなく、全国各地で対面授業を行います。(8時間×10日間)
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