青山学院は、アメリカの宣教師によって開かれたキリスト教系の大学です。キャンパスは2つあり、メインの青山キャンパスは渋谷や原宿のすぐそばという好立地。神奈川県の相模原市にもキャンパスがあり、理工学部・社会情報学部・地球社会共生学部がこちらを利用しています。おそらく受験生にとって、人気があるのは青山キャンパスでしょう。しかし相模原キャンパスも、ヨーロッパ調の綺麗な建物です。
もちろん青山学院はGMARCHという大学群に属しており、その知名度は抜群です。アナウンサーの中にもこの青山学院大学出身者が多くおり、実力の面でも信頼されている大学といえるでしょう。
●青山キャンパス
〒150-8366 東京都渋谷区渋谷4-4-25
■青山学院大学自己推薦入試について
青山学院大学で行われている推薦入試は、総合型選抜やAO入試という名前ではなく、自己推薦入試と名付けられています。この自己推薦入試の対象学部は、文学部、地球社会共生学部、コミュニティ人間科学部となっています。自己推薦とはいっても、他大学のAO入試のように、大学がどのような人材を求めているかを調べ、それに合わせていく必要があります。しかしながら受験生は自分の特技や実績をアピールすることは可能ですが、それも大学が求めているものであったほうが良いといえます。
では大学が何を求めているのか。募集要項を見ると、文学部では学科により評定や英語資格が必要になります。地球社会共生学部は英語資格と評定のいずれもが必要になります。コミュニティ人間科学部は、「ボランティア活動実績がある者」、あるいは「青少年団体をはじめとする各種の団体での活動実績のある者」、この2つのうちいずれかが必要ということになります。もし自己アピールする機会があれば、これらのことがヒントになるのではないでしょうか。
実際の試験は、一次試験が書類、二次試験は文学部が筆記と面接、地球社会共生学部とコミュニティ人間学部が小論文と面接となっています。
■自己推薦入試の難易度について
自己推薦の難易度ですが、決して低くはありません。たとえば地球社会共生学部の受験は、評定と英検準1級で出願可能です。しかし、英検2級しか持っていない受験者にはボランティア経験が必須となります。基本的には英検準1級取得者を優遇するので、英検2級で出願した生徒は、筆記試験で高い得点をたたき出すことが求められます。また英検準1級を取得しているからといっても、それは出願資格をクリアしているだけであり、決して楽観視は出来ません。近年、英検はとりやすくなり、さらには海外への留学経験を必須としている高校に通う生徒が多く受験していますから、そうした活動実績の差にも注意を払わねばなりません。
■地球共生社会学部自己推薦
これまで当塾からこの地球社会共生学部には6名が受験していますが、一次試験で不合格になった者はおらず、全員が二次試験へ進んでいます。そのうち2名は英検準1級を取得しており、残りは英検2級のみです。
しかし、青山学院と共に専願である他の大学も受験していたために、実際に二次試験を受験した生徒は2名のみとなります。多くの受験生はこの二次試験で課される筆記試験の内容が気になることでしょう。当塾ではその二次試験の問題を把握しており、実際の問題はもちろん、対策用に似た問題の作成もしています。塾生の優位性を保ちたいため詳しくはいえませんが、1つだけヒントを与えると、問題量に対して時間がやや少ないといえます。また英語の問題もあるため、スピードを上げて解くことが求められます。もちろんそこで扱われる内容は、国際社会での出来事が取り上げられることが多いこと、さらには多種多様な問題となるため、書く力だけが求められるわけではないことを頭に入れておきましょう。
試験内容
一次試験:書類のみ 二次試験:小論文+面接
■コミュニティ人間科学部について
青山学院大学に2019年に新設されたのがコミュニティ人間科学部です。出願資格は、① ボランティア活動実績がある者、② 青少年団体をはじめとする各種の団体での活動実績のある者、いずれかが必要になります。評定や資格は必要ないため、ボランティア活動の経験がある生徒にとっては、受験しやすいかもしれません。
事前提出書類は、1200字までの志願理由書(学習計画と目標を踏まえる)と、2000字の課題論文となります。なお、2019年入試の課題論文のテーマは、「あなたの住んでいる、あるいは知っている地域での活動について具体的に事例を挙げ、その歴史的なバックグラウンドや今日の社会における意義を述べ、これからの活動の展望を述べてください。」というものです。
AO入試(名前は自己推薦入試ですが)としては出願期間が遅い方なので、他の学部や大学のAO入試が残念な結果に終わった受験生は、このコミュニティ人間科学部を目指してくるかもしれません。ですが、この学部でやる内容、および課題論文が2000字あることを考えると、迂闊に手を出せないのではないか?とも考えられます。
日ごろから地域の活動に携わってきた生徒などは、どういったところに問題があり、どうしていけば可決につなげられるかが、なんとなく見えているでしょう。そうした生徒は、ぜひともチャレンジして欲しく思います。
■コミュニティ人間科学部の受験アドバイス
この、青山学院大学コミュニティ人間科学部の自己推薦入試は、AOに近い入試といえます。よって、受験生のやりたいことや目標としていることが、青学が提供しているものに沿っているかが重要となります。では、青学のコミュニティ人間科学部はどういう授業を提供し、どういう人材を育てていこうとしているのか?
その答えはずばり、地方にあります。地方創生という言葉は、誰しも聞いたことが有るかと思います。地方にはどのような課題があり、それをどう解決していくのか。そういった問題意識があり、それに関する研究や活動(ボランティア活動を含む)を行ってきたのであれば、この学部にふさわしいと判断されるでしょう。地方が抱える問題は人口減少や産業の衰退などがあげられ、それに対しどの角度からアプローチするか、それをどう志願理由書や課題論文に書き記すかが重要です。事前提出書類である志望理由書(1200字)や自己推薦課題(2000字以内)に、自分の考えをまとめ、小論文や面接を通じて自分の思いを伝える表現力が必要となります。
2019年度入試で二重まるからは1名の合格者を出すことが出来ました。この生徒の場合を地方の課題を細かく深く調べ上げたことが、合格へとつながったといえます。
2019年度入試はかなりの高倍率となりました。2020年度入試では出願資格や課題が変更されることや、倍率がある程度下がることが予想されます。合格を目指すうえでは、大体このくらいで合格ラインをクリアするだろうという基準を知っていることは、大きな武器になります。
■二重まる学習塾の対策について
①提出書類や小論文、オンラインだから毎日指導が可能。
②指導時間に制限がないため、複数の大学を受験する生徒も安心です。
③料金の追加はございません。
④塾長自ら指導するので、高い合格率の指導をすべての生徒が受けられます。
⑤オンラインだけでなく、全国各地で対面授業を行います。(8時間×10日間)
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