■慶応大学について
慶應大学の創始者は岩倉使節団として欧米を訪問した伊藤博文ですが、慶応大学の前身である「蘭学塾」は、藩からの命令で1858年に開学しました。その名の通り、蘭学、つまり西洋のことを学ぶ教育機関だったのです。その後福沢諭吉は、開港した横浜に出向いた際、国際社会ではオランダ語より英語の方が重要だと知り、「英学塾」と改名し、独学で英語を学び、そして生徒達にも英語を教えるようになりました。
このように慶應義塾大学は、古いものにとらわれず、新しいものをどんどん取り入れることに寛容な大学であるといえるでしょう。
■キャンパスについて
三田キャンパス
〒108-8345 東京都港区三田2-15-45
慶応義塾大学のメインキャンパスは三田にあり、大学の敷地は丘の上にあります。キャンパス内はとても都会的で洗練されていますが、創始者である福澤諭吉終焉の地の記念碑があるなど、歴史を感じることもできます。
この三田キャンパスを利用するのは文学部、経済学部、法学部、商学部などとなり、付属の女子高や中等部も隣接しています。
日吉キャンパス
〒223-0061 神奈川県横浜市港北区日吉4-1-1
横浜市にある日吉キャンパスでは、文学部や医学部の1年生、そして経済学部・法学部・商学部、理工学部の1~2年生が学んでいます。
この日吉キャンパスの住所は横浜市になっていますが、場所は横浜と品川の中間あたりで、東京いい国も横浜に行くにも便利な立地です。最寄り駅は東急東横線の日吉駅。駅前から大学キャンパスに続く道は、自然が感じられる穏やかなものになっています。
湘南藤沢キャンパス
〒252-0882 神奈川県藤沢市遠藤5322
総合型選抜(AO入試)を受験するものにとって一度は耳にするのがSFC。これは、湘南藤沢キャンパスの頭文字をとってそう呼ばれています。場所は神奈川県の藤沢市にあり、最寄り駅は湘南台となります。ですがこの駅からキャンパスまでバスで15分ほどかかるため、アクセスは決して良いとは言えません。
この湘南藤沢キャンパス(SFC)には、総合政策学部、環境情報学部、看護医療学部の3つの学部が設置されています。
■慶応義塾大学のAO入試
日本で最初にAO入試を取り入れたのが、この慶応義塾大学です。1990年、湘南藤沢キャンパスに総合政策学部と環境情報学部を設置すると同時に、AO入試という新たな入試制度が取り入れられたのです。
様々な大学が総合型選抜(AO入試)による入学者と、一般入試による入学者の入学後の成績の推移を調査しています。慶應義塾大学でもそれは行われており、AO入試による入学者の成績は一般入試による入学者と比べそん色ない、むしろ良いケースもある。という調査結果を発表しました。
それは、優秀な受験生が多く受験することも一因ですが、何よりどういう生徒を合格させるのかといった、目利きが優れていることも1つの理由と言えます。AO入試で優秀な生徒を確保する。慶応大学がもう20年以上もAO入試を続けている理由はそこにあり、そのことは受験生にとって、それだけの対策を練らないとなかなか合格を手に出来ない理由にもなっています。
■慶応義塾大学の総合型選抜
近年、1つの大学の中でも様々な推薦入試の制度があり、同じ学部でも複数の推薦入試で受験が可能である場合もあります。しかし慶應大学の推薦入試はとてもシンプルであり、指定校推薦や帰国生入試を除いては、以下の3つの方式のみとなっています。
①AO入試
総合政策学部・環境情報学部・理工学部・看護医療学部
②FIT入試
法学部
③自主応募制による推薦入学者専攻
文学部
■慶応大学のAO入試について
●A方式
慶応義塾大学SFCのAO入試で最も出願しやすいのが、このA方式になります。出願条件は特になく、自己PR出来るものがあれば出願が可能となっています。ですが出願しやすい分、倍率も高くなります。4月Ⅰ期・4月Ⅱ期・9月と3つの方式がありますが、受験できるのはいずれか1つのみになります。
●B方式
B方式に出願するには、高校の評定が4.5以上必要となります。また、募集は4月1期のみとなります。
●C方式
このC方式は慶応が定める各コンテストにおいて、所定以上の成績を修めることが出来た受験生だけ出願できます。定められたコンテストの例を挙げると、日本数学オリンピックや化学グランプリなどとなっており、最も難易度が高いのがこのC方式だといえます。
●IB方式
このIB方式は国際バカロレア資格を取得した受験生のみが受験可能です。国際バカロレア(IB)とは、国際バカロレア機構が認定する教育プログラムのことで、国際バカロレア認定校でそのプログラムを学ぶことが出来ます。そして、国際バカロレアが課す試験に合格すると認定証書が与えられます。
■慶応大学文学部自主応募入試
慶応大学の推薦入試といえば、SFCのAO入試が最もポピュラーです。ですが志願者が年々増え、それにつれ対策を施す塾も増えています。ネットには合格者が様々な情報が流れており、対策も行きつくところまで行きついるという印象を受けます。中には奇をてらうような策をとる受験生も少なくないようです。
しかし文学部の自主応募入試は、評定が4.1以上の生徒のみが出願可能であり、小論文を中心に選考が行われます。小論文はその内容は決して簡単とは言えませんが、出願の条件、そして入試倍率を考えると、最もお勧めしたい入試制度になっています。
出願資格
全体の評定が4.1以上必要になります。法学部のFIT入試より出願しやすいといえます。
提出書類
自己推薦書が提出書類の中心となります。それ以外には評価書というものの提出が求められます。これは第三者に記入してもらう必要があり、いわゆる他人からの推薦書のようなものになります。部活動の先生や所属する各種団体の代表者など、受験生を第三者から見るとどうであるかを示す書類になります。
■慶応大学法学部FIT入試
法学部で実施されているFIT入試は、教授と学生のfitが、その名の語源です。このFIT入試は全国一律のA方式と、地域ごとに分けたB方式の2つがあります。A方式とB方式の2つ受験することも出来るので、慶應の法学部にどうしても入りたい受験生は2回チャレンジすると良いでしょう。
出願資格
A方式では「学業以外に優れた実績を残した者」という出願資格が定められています。文化芸術活動、ボランティア活動、国際交流活動などの実績を残し、そのことを証明する資料などがあれば出願が可能です。
B方式では4.0以上の評定が必要です。この評定は全体の平均だけではなく、外国語・数学・国語・地理歴史・公民のすべてが4.0以上必要になります。
提出書類
志望理由書などはもちろんですが、それ以外にも実に様々な書類の提出が求められます。書くだけで精一杯になる生徒もいますが、いずれの書類も、そして1つ1つの文章もかなり推敲を重ねる必要があります。よって、準備期間は少なくとも1か月は必要でしょう。
■慶応大学の総合型選抜まとめ
・慶応大学の総合型選抜は学部ごとに異なる。
・SFCのA方式、文学部の自主応募入試が出願しやすい。
・評定があれば法学部も出願可能。
・書類の準備は大変。少なくとも1か月前から準備に取り掛かる。
・普通に書くだけではやはりだめ。1つ1つの文にもこだわる。
■二重まる学習塾の対策
慶應大学のAO入試など、いわゆる推薦入試においては、事前提出書類の量が多く、さらには小論文が課せられることもあります。多くのAO専門塾では提出書類の作成に力を注ぎ、小論文の指導には十分な時間を割いていないケースが見られます。
しかしながら、慶応に限らずどの大学でも、事前提出書類に限らず小論文も合否に大きく影響することは言うまでもありません。当塾ではまず、小論文の学習を通して基本的な文章力を身につけてもらい、次に書類の作成に取り掛かります。これら小論文や提出書類の指導は、入塾から試験までほぼ毎日可能であるため、どこよりも十分な指導を提供可能だと自負しております。
■二重まるを選ぶ5つの理由
①提出書類や小論文、オンラインだから毎日指導が可能。
②指導時間に制限がないため、複数の大学を受験する生徒も安心です。
③料金の追加はございません。
④塾長自ら指導するので、高い合格率の指導をすべての生徒が受けられます。
⑤オンラインだけでなく、全国各地で対面授業を行います。(8時間×10日間)
■説明会・対面授業の情報
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