■日本大学について
他の多くの私立同様、日本大学も明治維新後の1889年に創立されました。開国によって外国の文化や制度を急速に取り入れる必要が迫られる中で設立された「日本法律学校」が日本大学の前身です。こうして法律から始まった日本大学は、今では通信教育部や短期大学部を合わせると、合計18もの学部を持つ、日本でも最大級の大学へと成長したのです。
■日本大学の総合型選抜(AO入試)
日本大学では、商学部、医学部、歯学部、薬学部以外で総合型選抜が行われています。学部や学科によって出願条件や試験内容が異なるため、詳細は後述いたします。
法学部
出願条件:一部で3.5以上の評定や英検2級が必要
一次試験:書類
二次試験:小論文(または口頭試問)+面接
文理学部
出願条件:一部で3.5以上の評定や英検2級が必要
一次試験:書類
二次試験:小論文やプレゼンテーション+面接
経済学部プレゼン型
出願条件:3.5以上の評定
一次試験:書類(課題小論文あり)
二次試験:プレゼンテーション
経済学部資格取得型
出願条件:英検2級など
一次試験:書類(課題小論文あり)
二次試験:小論文+面接
芸術学部
出願条件:一部で3.5以上の評定や英検2級が必要
試験内容:実技、小論文、プレゼン+面接
国際関係学部
出願条件:特に必要はなし
一次試験:書類(課題論文あり)
二次試験:小論文(またはグループディスカッション)+面接
危機管理学部
出願条件:特に必要はなし
一次試験:書類(課題レポートあり)
二次試験:口頭試問+面接+プレゼン
スポーツ科学部
出願条件:スポーツやマネージャーとしての実績
一次試験:書類
二次試験:課題レポート+プレゼン+口頭試問+面接
理工学部
出願条件:一部で活動実績や評定が必要
試験内容:小論文、口頭試問、プレゼン、面接など
■日本大学の総合型選抜(AO入試)
日本大学で行われた総合型選抜(AO入試)の受験倍率を数年分分析すると、文系学部は概ねどの学部も高倍率となりますが、キャンパスの立地のせいか、国際関係学部はそれほど高倍率になることがないことが分かります。公募制推薦でも国際関係学部は募集を行っていますが、その倍率は1.0倍と受験者全員が合格した結果になることも多々あります。
このことから、日本大学を第一志望にし、学部はあまりこだわらないという受験生に対しては、国際関係学部がおすすめであるといえます。
■日本大学の総合型選抜(AO入試)受験者へ
併願か専願か
日本大学の総合型選抜の入試要項は、学部ごとに異なったものになります。また、入試に関する問い合わせも大学の入試課ではなく、学部に対して問い合わせることになります。つまり、これらのことから日本大学の総合型選抜は、学部が独自で行っているものと捉えてよいでしょう。
そして学部ごとに入試要項をよく見ると、必ず「第一志望」という文言があります。しかし、「合格した場合は入学を確約」という文言に関しては、記載されている学部もあればない学部もあります。それに関して学部ごとに問い合わせをした結果、「合格した場合んは入学を確約」という文言がない学部は、入学の義務は生じないという回答が得られました。したがって併願が可能ということになります。
試験内容と対策① ~提出書類~
日本大学の総合型選抜を受験する場合、他の大学以上に出願書類を重視した方が良いでしょう。例えば経済学部では、3000文字にもなる小論文を作成して提出しなければなりません。経済学部だけではなく他の学部でも、レポートの提出が必要な学部はあり、それらが一次試験の合否に大きく影響します。
この事前の課題は学部や学科によって内容は異なりますが、どれもそれなりの文字数があり、少なくとも1か月ほどの時間を見て作成した方が良いでしょう。もちろんただ書けばよいわけではなく、それが合否の判断材料になるわけですから、問われていることに即しているのか、学部や学科が求めていることに一致しているかなど、いくつかあるチェック事項に照らし合わせながら、何度も推敲を重ねていく必要があります。
特に経済学部の事前提出書類の作成には、かなりの時間がかかるでしょう。プレゼン型の小論文は、受験生自身の調査内容が求められるなど、かなりハードルが高いものになっています。しかし、努力量が合否に直結しやすい内容になっているため、受験生はその努力を惜しまないようにしてください。
試験内容と対策② ~小論文・プレゼンなど~
日本大学の総合型選抜の二次試験では、ほとんどの学部で小論文やプレゼンが課されています。近年AO専門塾が増え、事前提出書類の重要性は受験生の多くが耳にすることでしょう。そして、それだけで合格できると考えてしまっている受験生も増えてきたなと感じます。しかし実際は、たとえ良い書類を作成して一次試験を通過しても、二次試験で行われる小論文やプレゼンとの差が大きければ、その受験生は確実に不合格になります。
したがって、総合型選抜を受験する受験生がまずすべきことは、小論文などの練習を通して文章力を向上させることであり、その次が書類の作成、書類提出後は小論ぶにゃプレゼンの準備になります。前述のとおり、日本大学の総合型選抜はどの学部も事前に提出しなければならない課題のボリュームが多いため、余裕をもってそれらを仕上げ、いち早く次の準備に取り掛かるべきです。一次試験の合否を待つのではなく、書類提出後はすぐに二次試験対策に取り組むようしてください。
試験内容と対策③ ~面接・口頭試問~
二次試験では全ての学部学科で、面接もしくは口頭試問が行われます。ではこの、面接と口頭試問の違いは何でしょうか?
これは学部や学科、さらに言えば担当する面接官によっても異なります。その人物の考えを聞きたいという場合には「面接」、受験先の学部や学科の学びに関する見識の有無を問うことに重点が置かれている場合は「口頭試問」という名称がつけられているケースが多く、このことを頭に入れて対策をしておくと良いでしょう。
例えば法学部では、入試要項に口頭試問や面接が行われると記されています。これは面接会場で同時に行われるわけですが、「グローバル化が進む中で生じている、法による統治の矛盾」などの質問は口頭試問ということになり、「あなたはなぜ~~を学びたいのですか」という質問は面接ということになります。この場合、口頭試問と面接とで別々の採点となり、最終的には小論文などの得点と合算して合否が決まるとお考え下さい。
■二重まるの対策
総合型選抜(AO入試)は、多くの受験生が高校3年生の7月頃から対策を始めます。試験は10月から11月にかけて行われますから、短期決戦であると言えます。短い期間で準備と対策を進めるには、毎日学習できる環境が必要だと考えています。さらに、受験する大学は1つではなく、複数受験することも勧めています。その際、追加料金など気にせぬよう、当塾では「追加料金」や「指導時間の制限」をなくすることで、高い合格率を誇っています。
■二重まるを選ぶ5つの理由
①提出書類や小論文、オンラインだから毎日指導が可能。
②指導時間に制限がないため、複数の大学を受験する生徒も安心です。
③料金の追加はございません。
④塾長自ら指導するので、高い合格率の指導をすべての生徒が受けられます。
⑤オンラインだけでなく、全国各地で対面授業を行います。(8時間×10日間)
■説明会・対面授業の情報
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