■静岡大学について
国立の静岡大学は、人文社会科学部、教育学部、情報学部、理学部、工学部、農学部に加えて、2023年に新しく創設されたグローバル共創科学部の7学部で構成されている総合大学です。キャンパスは県内に2つあり、理学部と情報学部は浜松キャンパス、それ以外の学部は静岡キャンパスとなっております。アクセスは両キャンパスともバスを利用する必要があり、浜松キャンパスは浜松駅から約20分、静岡キャンパスは静岡駅から約25分かかります。
■静岡大学の住所とアクセス
住所:〒422-8529 静岡市駿河区大谷836
■静岡大学の推薦入試
静岡大学で行われている推薦入試は、一般的な他の国公立大学同様に、総合型選抜と学校推薦型選抜の2種類があります。共通テストの受験が必要ないものもあります。ここでは主に、総合型選抜について詳しく解説していきます。
■静岡大学の総合型選抜
静岡大学の総合型選抜は、出願要件や試験内容が学部や学科によって異なります。従いまして、静岡大学で求められているのは静岡の将来を担う神座でありますから、受験生はまずそのことを念頭に置き、公表されている各学部が求める学生像などを示したアドミッション・ポリシーも参照し、大学および学部に合わせた提出書類を作成しなければなりません。
また、人文社会科学部経済学科、情報学部情報科学科、農学部生物資源科学科は専門学科及び総合学科枠しか設けられておりませんので、この点にも注意が必要です。
静岡大学の総合型選抜は、理学部のみ大学入学共通テストが課されており、それ以外の学部は課されていません。しかししながら、大学入学共通テストを課さない総合型選抜でも、一部の学部学科では学力試験が課されているので、各教科の勉強をする必要があります。
大学入学共通テストを課さない総合型選抜
人文社会科学部(専門学科及び総合学科枠) 経済学科
出願資格
①評定平均4.2以上
②下記のうち2つ以上を授得している人
・日商簿記2級以上または全商簿記1級
・英検準2級以上
・経済産業省基本情報技術者試験はまたは全商情報処理検定1級
試験内容
聴講・論述試験(100)+事前提出のレポートに基づく面接(100)
情報学部(専門学科及び総合学科枠) 情報科学科
選考方法
一次選考:学力試験(英語&数学or数学・情報)(各100)
二次選考:面接(300)
工学部 機械工学科
一次選(全学科枠)考:学力試験(英語、数学、物理)(各100)
二次選考:面接+グループ討論(300)
工学部 電気電子工学科
一次選考:学力試験(英語、数学、物理)(各100)
二次選考:面接(300)
工学部 イオ工学科
一次選考:学力試験(英語、数学、化学)(各100)
二次選考:面接(300)
工学部 数理システム工学科
一次選考:学力試験(英語、数学、物理)(各100)
二次選考:面接(300)
農学部(専門学科及び総合学科枠) 生物資源科学科
出願資格
・評定平均3.8以上
・農業、工業、商業、水産学科の高等学校卒業または卒業見込みの者
一次選考:学力試験(化学基礎、生物基礎)(各100)+小論文(20)
二次選考:面接(350)<配点のうち200点は一次試験での小論文の内容面の評価>
グローバル共創科学部(全学科枠) グローバル共創科学科
出願資格:評定平均3.8以上+英検準2級以上
選考方法:聴講・論述試験(100)+面接(100)
大学入学共通テストを課す総合型選抜
理学部(全学科枠)
地球科学科
面接(200)+共通テスト(600)
■静岡大学の学校推薦型選抜
静岡大学の推薦入試には、総合型選抜以外に学校推薦型があります。ほとんどの学部学科で共通テストの受験が必要となりますが、教育学部だけは共通テストの受験が必要ではなく、小論文と面接で合否が決まります。
ただこの教育学部の学校推薦型選抜は、静岡県限定の枠が設けられていたり職業系高校の出身者の枠が設けられていたりするなどします。それに該当する受験生はチャレンジしてみると良いでしょう。
■静岡大学の穴場学部はどこか
静岡大学の総合型選抜において受かりやすい学部学科は、グローバル共創科学部グローバル共創科学科であるといえます。
その理由はいくつかありますが、第一に出願資格が評定平均3.8以上+英検準2級以上と、出願のハードルが決して高くないことがあげられます。ただ、出願資格は英検準2級以上となっていますが、これはあくまで出願、つまりスタートライン立っただけでしかありません。ですので、合格を勝ち取りたいのであれば、英検2級を取得しておくとよいでしょう。第二に試験内容が聴講・論述試験と面接のみであり、学力試験などが課されていないため、ほかの学部学科の試験に比べて対策がしやすいことがあげられます。この聴講・論述試験とは、45分程度の講義を受講した後、その内容や講義で出てきた資料をもとに、小論文を書くという試験です。ですので、正しい方法で対策をすれば他の受験者と差をつけやすく、やり方によっては短期間での対策も可能となるので受験の準備が遅れた生徒も合格を勝ち取ることは難しくありません。第三に、2023年に新しく創設されたこと、また総合型選抜における募集人数が最も多いことから、ほかの学部に比べて倍率が低くいことがあげられます。したがって、グローバル共創科学部グローバル共創科学科は総合型選抜において最も受かりやすいといえるわけです。
■グローバル共創科学部について
2023年4月に新設されたグローバル共創科学部は、グローバル化によって様々な問題が絡み合う今、人文・社会科学から自然科学に至る広汎な知をつないで出来る総合知を活用し、そうした問題を解決できる共創型人材を育成する学部と位置付けられています。この学部には、国際地域共生学コース・生命圏循環共生学コース・総合人間科学コース、3つのコースが設置されており、文系に限らず理系の高校生も目指す対象となり得ます。
新設されたばかりですから卒業生はまだおりませんが、想定される進路や在籍する教授および授業内容から、グローバル社会で活躍できる人材の育成というより、地域の問題解決のための人材育成に力を入れている感じがします。
この点が他の有名私大などとは大きく異なる点であり、静岡大学グローバル共創科学部ならではの特徴と言えるのではないでしょうか。この静岡大学をはじめ、他の国公立大学にも国際と名がつく学部はいくつかありますが、それらを一緒くたに矮小化してしまわないようにしましょう。総合型選抜や学校推薦を受験する生徒は、静岡大学の独自性はどこにあるのかを、よく考えてみると良いでしょう。
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